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エネルギー再考・・・・

真夏を控え、電力不足が喧伝されています。

特に関西地域では大幅な電力不足が予測され、そのために大飯原発の再稼働が焦点となっていました。そして何より安全を最優先する反対派と、主に経済活動の面から再稼働を求める容認派が対立してきましたが、刻々とせまる夏本番に向け、とりあえず暫定的な再稼働という方向で決着するようです。原発の安全性が問われ、脱原発の流れが求められながら、そのための道筋がいっこうに見えない中でとりあえずの現実的な対応に走ったのかなと言うのが実感です。

将来の電力供給については、様々な意見が出されています。
発送電の分離による供給の自由化や太陽光、風力のみならず海洋エネルギーや地熱などの日本に豊富な資源を活用した新しい発電システムの育成、導入などが提唱されています。
これらの取り組みが進められると、安全で安定的な新しい電力供給システムの実現に向けて大きく動き出すことになりますが、行政側からは未だそのための明確な方針や具体的なプログラムは見えてきません。

一方、民間ではいろんな取り組みが始まっています。
産業界では自前で独自の電力供給システムを目指す動きが盛んですし、分譲マンションでも居住者の生活防衛のための新しい電力購入システムが導入され始めています。

マンション管理組合にとって、将来の電力供給をどのように考えるのかは大変重要です。
そのためには国や制度の動きをしっかりと見極めて、後々、決して問題が生じない方法を選択する必要があります。さまざまな動きを注意深く見守りながら、信頼できる専門家の協力も仰いでじっくり取り組んで行きたいものです。

来る6月16日、「第7回大規模修繕セミナー in 大阪」を開催します。(http://www.daikibo.org/pdf/7-osaka.pdf参照)
是非ともご参加下さい。お待ちしております。