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施工監理 & 品質監理 ・・・

先日、築20数年で大規模修繕工事に取り組み中のマンションより指名され、品質監理業務についてのプレゼンテーションを行ないました。
そのマンションは理事会役員を含んで修繕委員会が構成されていることもあり、20数名という大人数が出席してのプレゼンテーションでした。
業務遂行に関しての私たちの基本的な考え方や取り組み方法についての説明を終え質疑応答に移り、あらかた終了という時、ある役員さんから、業務の本質に関わる大変大事な質問がありました。

「今回の委託業務は品質監理業務となっており、これは一般的な施工監理業務とは違うはずである。その違いについて説明して欲しい」

これには、この組合ならではの経過と背景があったのです。

この管理組合では、大規模修繕工事についていろいろ勉強や議論を重ねた結果、自主管理で進めることになり、施工業者選定まで自分達で進めてきました。ところが、さすがに工事の監理は自分達では難しいということで、特に品質確保に重点をおいた施工監理を設計コンサルに委託することになったのです。

当初、私たちは一般的な施工監理業務という認識で、安全管理や、工程管理、品質管理、住民対応,等の施工に関わるさまざまな業務内容について説明し、品質については、その一連の業務の中でしっかりと確保できることを理解して頂けるものと思っていました。
しかし、それは専門家の一方的な思いこみで組合員の方々には届いてなかったのです。

そこで、理事長さんに業務委託に至るこれまでの経過を報告いただいた後、改めて品質監理についての私たちの取り組み方法や内容についての詳しい説明を行いました。
その結果、管理組合から特に品質確保に留意して欲しいとの条件付きで品質監理業務の委託を受けることになりました。

大規模修繕工事での品質確保は、大切な資産を守るうえで最重要テーマです。
皆さんのマンションの品質監理大丈夫ですか?