先週の土曜日(10月1日)、大規模修繕工事が進行中のマンションで工事現場見学会を行いました。約10名が参加し、工事がすでに終了した部分、現在進行形の部分、これから工事が行われる部分と様々な工程を、参加者それぞれが自分の目で確認することができました。
今回は8棟,約1,000戸という大規模マンションで、工期も1年8ヶ月にわたるもので、非常に見所の多い見学会となりました。
特に、今回の現場ではバルコニー側に移動昇降足場というゴンドラ式の移動足場が使用されており、廊下側で使用されている従来型の組み立て足場との日常生活への影響の違いを実感することが出来ました。この足場は少しコスト高になるようですが、この管理組合では、日常生活の快適性を確保するために、この方式を選択されたようです。
また、今回の現場は管理組合さんが自主的に監理に関わっておられ、理事さん、修繕委員さんの奮闘ぶりは見事でした。(ちなみに、修繕委員会は平日の夜9時から開かれているそうです。)
この管理組合では修繕積立金がしっかりと準備されており、新たに隣接地を借地して2層の自走式駐車場設置に取り組んでいます。現在、屋外にある機械式駐車場の故障が多く維持コストもかかるため、将来のコスト低減と利用性の向上を目指した素晴らしい取り組みです。
このような取り組みに、当日参加された他のマンション理事長さんからは、大変な驚きと賞賛の声があがっていました。
見学会はまた来年も実施しますので、大規模修繕工事をひかえた管理組合の方々は、工事の様子を実感するためにも、是非ともご参加ください。
秋の協議会イベント第2弾として、大規模修繕セミナー第6回を開催します。今回は、修繕積立金の「節約方法」と「効果的な活用方法」についてのお話です。
「お金が不足して必要な修繕工事が出来ない」、なんて言わないためにしっかりとした知識を身につけておきましょう。