マンション管理をめぐって居住者の高齢化がクローズアップされています。
マンションが終の棲家と言われるようになったことの何よりの証、と言えるかもしれませんが必ずしも喜ぶべき状況とは言えない実態があるようです。
高齢化が進行するということは、年金生活者が増えるということを意味しています。
そこで、世間をにぎわす年金問題とリンクしてくるわけです。
先行き不安の年金給付に反し、マンション暮らしの維持に掛かる費用は増加していきます。
長い年月を経たマンションでは、設備等の維持に関する費用負担が大きくのしかかってくる一方、修繕積立金のストックは十分ではありません。
このギャップを埋めるための方策が求められています。
また高齢化に伴う転貸住戸の増加や管理組合役員のなり手不足も深刻な問題です。
このような問題の解決方策は簡単には見つかりそうにありませんが、まずその糸口を見つけなければなりません。そして、一刻も早く取り組まなければなりません。そうしないと高齢化とスラム化が同時進行であっという間に進んでしまいます。
マンション管理組合としても、世界に例のないスピードで進行する高齢化と向き合って、そのための備えをしっかりと整えなければなりません。
私たちマンション大規模修繕協議会では、このような問題意識を管理組合の皆さんと共有し、その解決の糸口を見つけるために、今秋のセミナーでマンションにおける高齢化の問題と正面から向き合うことにしました。
12月1日に大阪で開催しますので是非ともご参加下さい。(詳細は後日ご案内いたします)